〜全中400mで2位!〜 NSAC日髙裕喜人さん

8月21日、岡山県で開催された第45回全日本中学陸上競技選手権大会で、NSACに所属する日髙裕喜人さん(中3)が、400mで見事2位に輝きました。記録は49秒27。ご自身としても初めて50秒台を切り、神奈川県の中学記録を更新しての準優勝です。
日髙さんは、地元の中学校の陸上部に所属しながら、部活では得られない技術的な練習をしたいとの目的で、2017年12月からNSAAのオープンクラス、トラック&フィールドコースに入会。2018年4月からはNSACで練習を重ねてきました。

〜後半焦らずにレースを行うことができました〜

日髙さんに、決勝のレースを振り返ってもらいました。
「決勝では、前半、スピードに流されずにいつも通りのタイムで200mを通過し、自分の持ち味の後半に焦らずレースを行ったことがよかったと思います。大きな舞台で自己ベストを更新できて嬉しいです。今後の自信につながりました!」

表彰式後の様子 左から2番目が日髙さん

〜高校でも、全国で活躍する選手を目指します〜

中学入学当初は100mの選手でしたが成績が伸び悩んでいました。その後、陸上部の先生から持久力を見込まれて中学2年の夏から400mに挑戦し、今回の快挙につながります。
「NSACではレベルや質の高い練習ができ、部活とは違う技術的な練習の機会が得られたことが今回の結果にも繋がっていると思います。」と日髙さん。
来春からは高校生。「1年生でインターハイに出場し、2、3年生になっても年間を通して全国で活躍できるように頑張りたいです。」と抱負を語ってくれました。

<NSACの草野誓也講師からのコメントです>

NSACコーチの草野です。裕喜人君とコーチングの関係が始まったのは今年の3月からですが、短い期間の中でも常々『cleverな選手』だと感じさせられます。
例えば我々は試合の度に『反省文』という形でレースの振り返りをして、共有しています。彼は非常に細かくレースを分析し、また対策を練り、そして次のレースに活かせています。同じトレーニングをして、同じレースに出ていて、同じだけの成功と失敗があっても、振り返りの有無は大きな差になると私は考えています。彼は振り返りができているからこそ、同じようなアドバイスを受けたり、試合で同じようなミスをしてしまう事が少ないと感じています。
まさにNSAAの代表である高野先生が掲げる『動いて、考えて、また動く』を、彼は実践できていると思います。
ゆえに彼の活躍や成長は成るべくしてなった、必然であったと思っています。
家族や学校のサポートや、日々の部活でのトレーニングこそ彼を作り上げたものですが、そこにプラスαを与えられたと感じてもらえるのはコーチとして嬉しく思います。今後も彼をサポートする人達の一人として、彼の活躍を期待し、後押ししたいと思います。